ITEM2023 フィリップス・ジャパン 取材速報
「See beyond to a new perspective on patient care」をテーマに,3T MRI装置「MR 7700」や超音波装置などの最新ラインアップを展示
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2023-4-15
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フィリップス・ジャパンブース
フィリップス・ジャパンは,「See beyond to a new perspective on patient care~つながることで,新しい価値を創造し,確実性の高い医療へ~」をテーマに展示を行った。画像診断機器を中心としたプレシジョン・ダイアグノシスのコーナーでは,分子イメージングが可能な最新MRI装置「MR 7700」や5月に発売予定の超音波装置「Compact 5000 シリーズ」などの最新ラインアップのほか,人工知能(AI)を活用した各アプリケーションなどを紹介,AIとヘルスケアITを組み合わせた「Radiology Workflow Suite」のソリューションが展示された。
MRI領域では,3Tの最新装置「MR 7700」がITEM初展示となった。MR 7700は最先端の分子イメージングが可能な研究用システムで,プロトン(水素原子)のみならず,多核種イメージングへの対応が可能である(多核種用コイルは薬機法未承認)。また,ITEM2022でローンチした1.5T「MR 5300」などでも採用されている「Breezeコイル」などが展示された。
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3Tの最新MRI装置「MR 7700」
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ボア内で映像を見ることでリラックスできる「In-boreソリューション」
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軽くてフレキシブルな「Breezeコイル」
CT領域では,超高速撮影とスぺクトラルイメージングを同時に実現する同社のフラッグシップCT「Spectral CT 7500」が展示された。Spectral CT 7500は,体軸方向に8cmの二層検出器「NanoPanel Prism」を搭載,撮影後に自由にスぺクトラルイメージングを利用できる。新たに100kVpでのスペクトラルイメージングにも対応したことで,小児検査でのスペクトラルイメージングも可能になった。また,「Incisive CT」はAIを活用した「CT Smart Workflow」により,検査準備から診断,インターベンションに至る幅広い領域を効率化する。ブースでは,AIカメラによる位置決め機能「Precise Position」が紹介された。
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超高速撮影とスぺクトラルイメージングを同時に実現する「Spectral CT 7500」
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AIカメラによる位置決め機能「Precise Position」
超音波領域では,小型ポータブル装置「Compact 5000 シリーズ」が2023年5月1日に発売されるのに先駆け,実機が参考展示された。Compact 5000 シリーズは,コンパクトでありつつ,幅広い領域で診断に必要な高画質が得られる。既存の「EPIQ」や「Affiniti」シリーズのトランスジューサと互換性があり,かつ直感的な操作性を共有するなど,ユーザーに寄り添った新製品である。また,携帯型装置「Lumify」を用いた,医療従事者同士の遠隔環境でのコミュニケーションが可能な「Reacts」も紹介された。
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5月に発売予定の小型ポータブル超音波装置「Compact 5000 シリーズ」(参考展示)
ヘルスケアIT領域では,医用画像管理システム「Vue PACS」,マルチモダリティ解析ワークステーション「IntelliSpace Portal」などのソリューションが紹介された。Vue PACSは,3D機能などを内蔵し,読影を効率化する。さらに,読影順序や割り当てを緊急度やサブスペシャリティなどを基に自動制御する「ワークフローオーケストレーター」により,読影の質と効率の両立をサポートする。
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「ワークフローオーケストレーター」で読影の優先順位をつけ,読影の質と効率を両立
Image Guided Therapy(IGT)領域では,血管撮影装置「Azurion」のシミュレータやワークステーションが紹介された。Azurionには,被ばく低減と高画質を両立する「Qlarity IQ technology」が搭載され,外科用モバイルCアーム「Zenition」シリーズにも一部適用されている。加えて,装置のスペックのみならずユーザーのニーズに沿った継続な改善を重ねて画質を追求する「Japan Craft IQ」がアピールされた。
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社名:株式会社フィリップス・ジャパン
住所:東京都港区港南2-13-37 フィリップスビル
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